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IKTT- AID2021

IKTT-AID 2021

コロナ禍におけるお願い

 

2020年6月に開始した「IKTT-AID FOR COVID-19 CRISIS」では、沢山の方々にクーポン購入、およびご寄付を頂戴いたしました。皆様のご支援によって、IKTTは現在、活動を継続することができております。皆様も大変な時期であるにも関わらず、温かなご支援とご協力を心より感謝を申し上げます。

 

IKTT-AIDでは全体の約7割の方々が「クーポンの購入」を選択され、ご好評をいただきました。コロナ禍により「布を販売し収入を得る」機会を失ったIKTTにとって、「クーポン購入(料金の先払い)」は今後の活動を継続するための貴重な収入源となりました。これは収入を得るだけではな「自分たちの作り出す布を待ってくれているお客様がいて、そして購入していただいている」という事実と、それがこのコロナ禍でどれだけ有難いことなのかを職人一人一人が受け止めることで、この厳しい状況下にも関わらず、職人達のモチベーションは保たれ、さらに良い布作りに繋がっています。

 

IKTT-AIDは2020年9月30日に一旦終了いたしましたが、今年も最低限の雇用を守りIKTTを継続させていく為、内容を新たに『IKTT-AID 2021』をスタートいたします。すでに「IKTT-AID for COVID-19 Crisis」でクーポンを購入済みのお客様にも適応させていただきますので、是非とも最後までお読みください。今回は、一人でも多くの方々のお手元にIKTTの布をお届けするために、新しい販売の形もご提案させていただきます。

 

もし皆様に少しの余裕がございましたら、IKTT存続のために、継続的なご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。

VOICES

NOU SORN

ノウ ソーン / 絣、ピダンの織り手:

私はタケオ州出身で子供の頃から母の織物の仕事を手伝いながら技術を学びました。昔は全ての工程を家族で行っていましたが、中でも母は括りが得意で、母の作るピダンがとても美しかったことを今でも覚えています。織物を作っていた私の家族は「森本という日本人が織り手を探している」と聞きつけ、夫と子供達と共に伝統の森へ移住してきました。IKTTの織り手として10年以上働き続け、気がつけば娘も結婚し子供を授かり、IKTTの括り手として仕事をするようになりました。娘が一人前の職人になって、娘の括りを私が織るようになることが夢です。これも森本さんと伝統の森のおかげです。コロナ禍で私達の給料も少なくなりましたが、もっと厳しい時期を乗り越えてきているので、不安はありません。こうして、今でも織物を作ることが出来るのは皆さんのおかげです。日本の皆さんのご協力に心より感謝申し上げます。これからも皆さんに喜んでいただけるよう美しい布を作り続けていきたいです。

サンポア / 絣の織り手:

私が19歳の頃に姉がIKTTで働き始めたのがきっかけで、私も織物に興味を持ちIKTTで働くことになりました。私は織物の経験はありませんでしたが、美しい布を作る織り手のみんなを近くで見ていて、私もこうなりたいと思うようになったのです。IKTTに入って約10年経って、ソキアンが括るとても複雑で難しい柄の織りを任せてもらえるようになり、とても嬉しいですし、この仕事が大好きです。コロナ渦でカンボジアへの観光客が少なくなり始めた頃、出勤日が減らされ、お給料も減り、IKTTは今後どうなってしまうのだろうと心配していました。しかし、沢山の方々がIKTTを支えてくれていることを知りました。私達が今でも働き続け、頑張って美しい布を作ろうと思えるのは、皆さんのおかげです。心より感謝申し上げます。日本も大変だと思いますが、お身体を大切になさってください。

SAMPOS

Chea Sokpheak

ペア / 高校1年生(ソキアンの長女):

私は16歳で高校1年生になりました。母や祖母の故郷はタケオ州ですが、物心ついた頃から伝統の森で暮らしています。高校生の私は毎日勉強を頑張っていて、大学にも行きたいと考えています。まだ将来の夢は決まっていませんが、祖母や母が私達の国の伝統織物を頑張って作っているように、私もカンボジアの為になる仕事をしたいです。その為にも今は勉強を頑張っています。今まで沢山のお客様が伝統の森に来て私達と一緒に遊んでくれて、とても楽しかったです。またカンボジアに来ることができるようになったら、伝統の森に遊びに来てください。そして、皆さんがIKTTを応援してくれているから、この村の子供達が頑張って勉強することが出来ています。本当にありがとうございます。

オムライ / 染め(伝統の森テクニカルリーダー):

私は故郷のタケオ州で子供の頃から織物に携わってきました。内戦があり織物を続けていく余裕が無くなり、一度は再開を諦めましたが、森本さんが私達に再び織物の仕事をする機会を与えてくれました。私と娘のソキアンは故郷から遠く離れたこの村に移住し、2005年から伝統の森で家族と共に暮らしています。今もこうやって、織物の仕事が出来て、とても幸せです。カンボジアでもコロナ禍で仕事を失う人々が多い中、私たちがIKTTで引き続き働けていけるのは、皆様のご協力のおかげです。本当に有難うございます。皆さんもお身体には十分に気をつけてください。また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

MOM LAI

IKTT-AID

コロナ禍を乗り切るために立ち上げられた、IKTTを支援する為の基金です。支援者の方には、ご支援いただいた金額に相当するクーポンを発行させていただきます。

「カンボジアのショップ」はもちろん「日本での展示販売会「ネットからの予約購入「日本での出張販売」などでご利用いただけます。詳細は下記をご覧ください。

SUPPORT

お申し込みフォーム

https://forms.gle/2iLqWD1oi2dQypcY7

上記にアクセス出来ない場合は、以下のいずれかでご連絡ください。

  1. IKTT岩本のメールアドレス
  2. Iktt Midori Facebookメッセンジャー
  3. IKTTオフィシャルFacebookページのメッセンジャー
  4. IKTTオフィシャルInstagramページのメッセージ

記載事項:①お名前、②メールアドレス、③支援方法(寄付/商品代金前払い)、④ご支援いただく金額 ⑤お住まいの地域など

COUPONS

出張販売とは?

IKTTJAPANスタッフがお客様のご希望の場所に布を持参し販売いたします。

詳細は下記のボタンをクリックし、PDF資料をダウンロードの上ご覧ください。

出張販売の詳細について

Handkerchief ($15)

マスク ( $30

Kroma Scarf (S)  ($40)

Phamong Scarf ($170)

Rainbow Scarf ($120)

IKAT Scarf ($280)

クーポンの使い方

  1. 会計時、「①お客様番号」と「②お名前」をお伝えください
  2. お会計時に、クーポンの金額(支援頂いた金額)をご使用いただけます。
  3. 余ったクーポン残額は、次回のお買い物でご使用可能です。

※本人以外の方が使用する場合、事前に岩本まで連絡ください。

 

ご利用期限: お申し込みから5年間有効

備考:日本の現状やご利用状況を考慮し、ご利用期間延長の可能性有り。

※ご質問やご不明点等のお問い合わせ先:IKTT 岩本まで

 

◆クーポンが使用できる場所◆

  1. 日本での販売会(京都 法然院や東京での展示販売会など)
  2. フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを通じての予約購入
  3. シェムリアップのショップ、伝統の森のショップ
  4. [NEW]出張販売

 

【利用例1】1万円をご支援いただき、2万円の布を購入する場合

2万円(布の金額) -1万円(クーポン) = 1万円(支払い金額)

 

【利用例2】3万円をご支援いただき、1万円の布を購入する場合

クーポン1万円分で布を購入。残りのクーポン2万円分は次回へ。

TRAVELING SALE

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IKTTの布は、幸いにも多方面から高い評価をいただいております。

それは良い布を作るために「伝統の森」という環境作りから始め、外部からの支援金に頼ることなく正常な経済活動の中で生き残ることのできる商品を作り続けること、その生産体制を維持し続けることを大切にする森本さんの理念が評価されているということでもあります。

カンボジアの絹織物は、一人のアーティストが生み出した作品ではなく、歴史の中で無名の作り手がそれぞれにできる限りの努力を積み重ねてきた結果生まれた、民族の英知の結晶です。これは、誰か一人が技術を習得すれば残せるものではありません。今ある技術を最大限に生かし次世代に残すためには、布を生産する工場ではなく、「伝統の森」のような“場”が必要だと確信しています。

今般のコロナウィルスによる社会情勢の変化は、IKTTを維持するために必要な資金の唯一の収入源である商品の販売機会を奪うことになりました。このままでは、IKTTの存続は危うい状況です。IKTTのスタッフには健康被害等もありませんので商品の生産は順調です。IKTTの布に興味をお持ちいただけている方については、この機会にぜひお買い求めいただき、IKTTそしてさらにはカンボジアの伝統文化の次世代への承継のためにご支援をお願いしたいと思います。

また、現在のラインナップの中には気に入ったものがないという方については、「商品代金の前払い」という仕組みを設けましたので、こちらをご活用いただきたくお願い申し上げます。

IKTT JAPAN(※IKTT JAPANは、IKTTと、その創設者である故・森本喜久男の活動を支援するために発足した非営利任意団体)

【2020年 活動状況、現状報告】

2月 蚕祭り中止

3月 シェムリアップ2週間休み(スタッフの安全確保のため)

4月 全スタッフ給料大幅カット

6月 IKTT-AID開始

7月 シェムリアップ工房、事務所一部機能を長期休み(3ヶ月の予定)、伝統の森/日曜祝日の休みを、土日祝に変更

9月 IKTT―AID終了

10月 予定していたシェムリアップ工房、事務所の再開を延期、ショップは土日のみオープン

11月 2021年シェムリアップ工房、事務所を引き続き休みにすることを決定、ショップは土日のみオープン

※シェムリアップの職人の一部、幹部、事務所スタッフ数名は必要に応じて出勤

運営についてはまだまだ先の見えない状況が続いておりますが、「伝統の森」の活動を止めることはできません。その1つの大きな理由として2020年に発生した非常に深刻な問題が関係しています。未だ解決には至っておらず、これが最悪の結果になれば「伝統の森」で現在と同様の布作りや生活ができなくなる可能性があるからです。これを阻止するためにも「伝統の森」は何があっても活動し続けていることが重要です。それが未来のIKTTを守ることにも繋がります。また、現在のシェムリアップ市内にあるIKTTのショップ兼オフィスですが、遅かれ早かれ退去しなければならないことになりました。観光の中心地でもあるシェムリアップ市内での移転を考えておりますが、事実上今のIKTTは「伝統の森」での活動を守ることが先決です。

何が大切なのか、何を守るべきなのか、これを機に今後のIKTTのあり方をこれからじっくりと考え話しあっていく、そんな時期なのかもしれません。

KIM SRENG

スレンさん / 全職人リーダー:

私がIKTTで働き始めた2001年から今まで、ここまでの困難はありませんでした。しかし現在COVID-19によって、私たちは今とても厳しい状況にあります。現在、海外からの訪問者や支援はありません。よって、このままIKTTで布を織り続けていくことは経済的に難しいのです。私達はクメール人の誇りであるこの伝統と、IKTTを失いたくありません。そして、この仕事を未来に繋げたいです。皆さんどうかIKTTに協力してください。そしてまた皆さんにお会いできる日を楽しみに、私の大切な仕事である括りを続け、良い布を作り続けていきます。

リナ / IKTT代表:

IKTT代表のヤン・マリナです。私は18年以上、IKTTで働いて来ました。2020年現在、コロナウイルスの影響で、世界中が苦しい時期を過ごしています。私達は布を販売し収入を得ていますが、コロナ禍による観光客の減少によって収入が大幅に減り、経営が厳しい状態です。

2017年7月3日、森本さんが亡くなってからは、皆で協力しIKTTを守って来ました。私たちは内戦でほとんど失われてしまったカンボジア伝統の染織物を、森本さんと一緒に再興させてきました。そのおかげで、私達若いクメール人は、自分たちの文化や伝統的なスタイルを改めて知ることができたのです。森本さんが残してくれたものを、今度は私達クメール人が次の世代へ継承できるよう、皆でIKTTを続けていきたい。皆さんも大変な時期だと思いますが、IKTTをご支援いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

YAN MARYNA

SOY SOKIANG

ソキアン / 括り手(職人リーダー):

日本もコロナ感染者が増え、とても大変な状況だと聞いています。そんな中私達の為に協力してくれて本当に有難うございます。私は母であるオムライと夫、子供4人の7人家族で伝統の森に暮らしています。私達が今も仕事ができ、そして家族皆で暮らしていけるのは皆さんのご協力のおかげです。皆さんが私達の作る布を見て喜んでくれる事が私達職人にとって一番嬉しいですし、もっと綺麗な布を作りたいという気持ちになります。今は皆さんにお会いする事は出来ませんが、販売会で私達の布を見て喜んでいただけるよう、これからも一生懸命頑張ります。皆さんや皆さんの家族が健康でありますよう願っています。